ナンキンハゼ−南京黄櫨 (2001.7.7)
 Sapium sebiferum


 私は、桂とならんでナンキンハゼの葉が好きである。若葉が可愛いし、秋の紅葉がたいそう美しい。夏にナンキンハゼの葉が風に揺れる様は、涼しさを醸し出してなかなかよい。
 ナンキンハゼの花は、7月初旬に枝の先端から出る。穂のようで、これも美しい。穂のように見えるのは雄花で、その基部に2-3個の雌花がつく。緑の刮ハは秋になると茶色に色づき、冬には弾けて、中から種子を包む白い蝋質が見える。種子は有毒であるが、ロウや油がとれる。
 高さは15mにもなり、紅葉が美しいので街路樹や公園によく植えられるようになった。雌雄同株である。
 学名はSapium sebiferumで、トウダイグサ科シラキ属である。中国原産。





幹                             雌花は穂の基部に付く


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