メギ属外来種−2 (2006.4.27、2007.6.2、2009.3.25)
 Berberis hookeri


 京都府立植物園の北門を入って、真っ直ぐに進み、竹林の裏に回るとこんもりとした低木に黄色の花が一杯に付いている。葉の形や棘の多さからメギ属の木だと思っていたが、外来種のようで名前が分からなかった。その後、別なところで「フッケリーメギ」と書いた名標板があり、この種がBerberis hookeriであることが解った。
 標準的な「メギ」と比べると、葉が細長く、棘のような多数の鋸歯が目立つ。花も密集して濃い黄色である。中央の雌蘂がよく目立つ。花は4月に咲くが、6月には沢山の実がぶら下がっている。
 学名はBerberis hookeriで、メギ科メギ属の常緑低木である。原産地はヒマラヤでHimalayan barberryとも呼ばれる。hookeriは、ロンドンのKew植物園の園長であったHooker卿に因む木であることを示す。





葉の裏表




6月の実


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