ミヤギノハギ−宮城野萩 (2000.9.10)
 Lespedeza thunbergii


 全国あちこちに「萩の寺」と呼ばれる所があるようだが、いずれの寺も今、萩の盛りで美しい。実際には7月から咲いているが、秋の到来とともに何故か目に付くようになる。秋になって心の感受性が増すからであろうか。
 枝垂れて美しい萩の代表は、「ミヤギノハギ」で、庭木としてよく植えられる。ミヤギノハギは葉先が尖っており、よく似たマルバハギは葉先が丸いが、区別のつかない萩が多い。花の白いシロバナハギも美しい。
 宮城野というところが仙台市内にある。萩はこのあたりが原産であろうか。若い頃の友人が此処にいたので、宮城野という名前は特別な響きを持っている。
 学名は、Lespedeza thunbergiiでマメ科ハギ属である。





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