香川県三豊市「志々島の大くす」 (2015.12.15、2016.9.16、葭谷さん)


 いつも離島から素敵な巨木写真を送って下さる葭谷さんから、「志々島の大くす」の写真が届いた。一昨年来の懸案であった志々島訪問を果たされて、葭谷さんの日本有人全島制覇もあと20島を残すだけになった。志々島の大くすは島の人たちにとっては村おこしの宝物で、大切に保存されており、そのためのNPOも立ち上がっている。
 このくすは、樹高22.5m、幹周14.0m、樹齢は1000年といわれ、香川県内では幹周第1位の巨木であり、県の天然記念物に指定されている。小さな離島に香川県を代表する巨木があることに驚く。左右に伸びる大枝が、両手を拡げているように見えて、見るものの目を引きつける。このような姿の木は全国的にも珍しい。
 志々島へは、岡山から瀬戸大橋を渡って、多度津で予讃線に乗り換えて詫間(たくま)で降りる。駅前から1時間に1本程度出ているバスで須田に向かい、ここから粟島汽船に乗って約1時間で志々島に着く。1日に3便出ている。志々島内の地図は最下段に載せてある。
 なお、2013年にひじりさんからも志々島の大くすの投稿があり、異なる角度からの素晴らしい写真が載っているので、一緒にご覧下さい。
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 葭谷さんは、志々島を再訪され、今度は海上から撮った写真を送って下さった(地図の上の2枚)。こうしてみると楠の樹冠の巨大さが一層よく解る。(2016.9.16)

木の前の鳥居には「大楠神社」とある


左右に大きく大枝を広げている


左手の大枝


左右の大枝の全長は樹高と変わらないぐらいある


主幹も立派である


海上からの遠望。こうして見ると全体の大きさがよく解る


更に根元付近をズーム。鳥居の一部が台風で壊れたようだ。(最上段の写真と比較)


志々島の大くすの位置を示した(国土地理院地図)


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