ヤエヤマヤシ−八重山椰子 (2000.6.25)
 Satakentia liukiuensis


 環境庁のレッドリストにも載っている稀少絶滅危惧種の木である。 我が国では石垣島の米原群生地と、西表島の星立、ウブンドル群生地にしか 自生しない。1種1属の木で、まだ南西諸島が大陸と陸続きであった頃に南方から 拡がってきたものと思われている。
 高さ20mになり、葉は90対以上の小葉からなる。特に、根に特徴があり、 写真のように地上数十センチのところで広がり始める。雌雄同株で 肉穂花序の上部に雄花下部に雌花を付ける。写真のものは、もう実になっている。
 学名はSatakentia liukiuensisで、ヤシ科ヤエヤマヤシ属である。 liukiuensisはもちろん「琉球の」の意。




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