ヒメヤシャブシ−姫夜叉五倍子 (2001.9.26、2003.4.5)
 Alnus pendula


 4−5月にかけてハンノキ科特有の尾状花序に雄花を一杯に付ける。雌花は雄花の奥に下垂して数個が小さく咲く。葉の葉脈は美しく印象的である。同じハンノキ科のヤシャブシは3月頃開花し、木はヒメヤシャブシよりも大きい。類似のものにミヤマヤシャブシ、オオバヤシャブシなどがある。ヤシャブシやオオバヤシャブシでは、雌花は上向きに付くので、雌花の付き方が同定に使われる。果穂も数が多く、数個がまとまって付くことが多い。
 学名はAlnus pendulaで、カバノキ科ハンノキ属である。Alnusはハンノキのラテン語名、pendulaは垂れ下がるの意。

4月の花


果穂がまとまって下垂している。右上の雄花の奥に雌花が見える


雄花


雌花(京大農学部植物園で)                    雄花


雌花は雄花の奥に下向きに付く




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