トチュウ−杜仲 (2001.4.14、2004.4.4)
 Eucommia ulmoides


 「トチュウ」と言う名前を初めて聞くと、誰もが不思議に思って、記憶してしまう。名前の由来はよくわからないが、中国原産の落葉高木である。3月末に京都府立植物園の茶店の近くで見つけて蕾を写し、花を楽しみにしていたが、2週間おいて訪れたら、もうすっかり花の花粉が散っていた。花の寿命の短いのは桜ばかりではないようだ。トチュウは雌雄異株の木で、この木は雄の木であろう。花には花被がない。秋になると雌木には特徴的な袋状の実が目立つ。
 トチュウは、木のどこを傷つけても「グッタペルカ」と呼ばれる白い粘性の樹液が出ることで良く知られている。昔は接着剤やゴムを得る目的に使ったがいまは使われない。また、「杜仲」として知られる漢方強壮剤は、この木の皮を干したものである。最近は杜仲茶も人気がある。
 学名はEucommia ulmoidesで、トチュウ科トチュウ属である。

4月、もうすぐ開花



4月、花粉が散っている



4月の葉の展開


3月の蕾




樹皮−左は若い樹皮、右は老木でコルク質が発達している。下は壮年の木


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