スノキ−酢の木 (2004.5.1、2009.5.28)
 Vaccinium smallii var. glabrum


 ベニドウダンと思いこんでそのままにしてあった画像を取りだしてみると、スノキであった。どうしてこれをベニドウダンと思ったのか不思議である。やはり、4年の歳月が少しだけ眼を確かにしてくれたようだ。
 高さ1-2mの低木で、秋の黒い実と紅葉が美しい。大阪と和歌山の県境を走るハイキングコース「ダイアモンドトレール」の道筋に当たる岩湧山付近で撮影したものである。秋にもう一度訪れたいものである。熟した液果は食することができるが、名の通り酸っぱい。母種はオオバスノキ(Vaccinium smallii) で、スノキに似るが葉が大きい。また、スノキの葉は周縁部がやや茶色になることが多く、波打つ。
 学名はVaccinium smallii var. glabrumで、ツツジ科スノキ属の落葉低木である。関東以西に分布し、中部以北に分布するオオバスノキと住み分けている。
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 スノキを、今年は六甲高山植物園で見た。かなり大きな木に育っている(2009.5)。

岩湧山のスノキ(2004.5.1)








六甲高山植物園の大きなスノキ(2009.5.28)


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