シロミノコムラサキ−白実の小紫 (2000.10 梅本さん、2017.10 OHMYさん)
  Callicarpa dichotoma albibacca


 梅本さんが、コムラサキの変異種である「シロミノコムラサキ」の写真を送ってくださった。庭木としてよく用いられている。実の付き方は密集していて、コムラサキと同じである。もともと梅本さんからは「シロシキブ」(Callicarpa japonica f. albibacca)として送っていただいたが、OHMYさんの指摘で、シロミノコムラサキが正しいことが解った。シロシキブはムラサキシキブの白実のものをさし、実はもう少しばらけて付く。葉も上半分でなく全周にわたって細かい鋸歯になっている。
 小石川植物園で「シラタマコシキブ」という栽培品種にお目にかかったが、こちらのラテン名は、コムラサキの変種(Callicarpa dichotoma var. albi-fructus Okuyama)とあった。
 シロミノコムラサキの学名はCallicarpa dichotoma albibaccaで、クマツヅラ科ムラサキシキブ属である。albibaccaは「白い実」という意味。


栽培品種のシラタマコシキブ


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