セイシカ−聖紫花 (2007.4.23)
 Rhododendron latoucheae


 セイシカとは、何となく惹かれる名前である。聖紫花と書くようだが、漢字を見ない方が興味を引く。ツツジ属であるのに、「**ツツジ」と命名しなかったのはどうしてだろう。
 セイシカはツツジ属の中では結構大きくなる木で、8m程度に成長することもある。葉は光沢のある革質で、長楕円形をしており両端が尖っている。また、葉脈の主脈が窪んで、葉の縁が反り返る特徴がある。花は淡紅紫色で、わりに大型である。時期遅れで、綺麗な花が写せなかったのが残念である。
 学名はRhododendron latoucheaeで、ツツジ科ツツジ属の常緑小高木である。奄美大島以南の南西諸島、台湾、中国南部に自生する。京都府立植物園で写す。




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