サワシバ (2001.4.4)
 Carpinus cordata


 一つ苦労して木を見つけると、それまで気付かなかった同じ木が沢山あったことにびっくりする。不思議なものである。京大農学部植物園でサワシバの木を見つけて大喜びで花を撮った翌週、京都府立植物園に沢山のサワシバがあるのに初めて気付いた。どの木も、いま満開である。うまく雌花と雄花を写すことが出来て悦に入っている。
 別名をサワシデという。クマシデ属なのにこの木はシデでなくシバと言われることが多い。他のクマシデ属と同じく3−4月に花を開く。雄花序は前年枝から、雌花は本年枝の先から出る。サワシバと言われるように、水の多いところに良く生える。かなり大きくなる落葉樹で日本全土に分布する。
 学名はCarpinus cordataで、カバノキ科カバノキ属である。京大農学部植物園、京都府立植物園で写す。

雄花


右手に雌花、奥左手に雄花が見える


雌花                               雄花

樹皮                         開いていく若葉


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