サワラ−椹 (2000.2.5)
 Chamaecyparis pisifera


 樹皮や樹形がヒノキに似ているが、枝に隙間が多い。木材としてはヒノキに劣るが、 水の多い谷間に育つこともあって、湿気に強いと言われ、桶や船舶材に使われる。 ヒノキと区別するには、葉の裏を観察するのがよく、 白い気孔線が、ヒノキではY型に、サワラではX型に見える。 写真を比べてみてほしい。
 雄花は葉の先に付き、3月頃に開き、黄色の花粉を飛ばす。雌花の球果は 秋には褐色に変わる。
 学名は、Chamaecyparis pisiferaでヒノキ科ヒノキ属である。

葉の裏の白い気孔線が、X型に見えると言われる


成熟した球果



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