サガリバナ−開花 (2007.7.11、中島さん)
 Barringtonia racemosa


 夜、花火のように開く神秘的な沖縄の花「サガリバナ」は、とみに有名である。そのサガリバナが開く様子を、写真家である中島さんの見事な腕が捕らえた写真である。次のようなお便りを添えて頂いた。
 「小さな丸い蕾の中にたたみ込まれていた、糸のような花びらが徐々に緩んできます。一旦開いたら、花火のように広がり、元通りにはしまえない精巧な秩序があります。ほのかな香りとともに、この一時間は神秘的な光景です。」
 南西諸島から東南アジア、熱帯アジアにかけて、マングローブが生育するような水辺に育つ常緑の中高木である。6−8月に30-50cmの総状花序を下垂させて、夜の間だけ白やピンクの芳香の良い花を開く。
 学名は、Barringtonia racemosaで、サガリバナ科である。

明るいうちは、まだ、蕾


暗くなって、ゆっくりと開き始める


無数の雄しべが現れて、徐々に伸びてきます


花火のように、満開!


一ヶ月くらいすると、やはり下がって実がつきます。サガリミです。


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