オオベニゴウカン−大紅合歓 (2002.1.19 宇治市植物園、2007.2.16 海洋博植物園)
 Calliandra haematocephala


 神代植物園でネムノキに似たベニゴウカンを見たが、今回のものは「オオベニゴウカン」である。単にベニゴウカンの大型かと思ったが、花も葉も随分と異なる。花は大型の毬のような形で、直径は5-10cmになる。蕾を見て分かるように、中心に花が球状に集まり、長い雄しべが毬を形作る。色は赤紫色であるが白いものもある。葉は対生で偶数羽状複葉であるが、複雑な付き方をしている。花期は日本では12月頃から冬を越して5月頃まで続く。
 外来種で、日本でも栽培できる。学名はCalliandra haematocephalaで、マメ科ベニゴウカン属の熱帯性常緑低木である。原産地は、ボリビア、ペルー、ブラジルである。

宇治市植物公園温室のオオベニゴウカン(2002.1)


 あちこちに花が付いた木。ベニゴウカンとはかなり異なる。


 白い花の変種もある


見事な赤い大玉(海洋博植物園温室 2007.2)


 蕾も大きい


 木の幹


 木の全体


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