マンサク−満作 (1999.3.3、2000.2.26)
 Hamamelis japonica


 「まんさく」の花が咲き始めた。京大の北部構内,農学部の北口を出たところに私の好きなルヴェソンヴェールというフランス料理店がある(今は、ル・クレールという姉妹店になっている)。その途中、北口のすぐ横に,マンサクとシナマンサクの木が並んで植えられている。今年は永らく蕾のままだったが、この数日の暖かさに誘われて一度に咲き出した。京都植物園のマンサクも今が盛りである。正門を入ってクスノキ並木の左手や 生態植物園に多く見られる。
 春3月になると,横を通るだけでそれと分かる甘く強い芳香を出している。花は目立たないが、近づいてみると、なかなか可愛い花である。
 春一番に咲く花の一つで、2ー3月、葉に先立って黄色の花を付ける。秋には1cm程の果実から、黒い種子が弾けて飛び出す。沢山の黄色の花が「豊年満作」を連想させるところからマンサクの名がついたともいわれる。
 学名は、Hamamelis japonicaで、マンサク科マンサク属である

1月のマンサクの咲き始め


2月のマンサク







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