マンリョウ (2002.1.27、2001.7.8、2006.3.12)
 Ardisia crenata


 我が家の庭はマンリョウ(万両)で一杯である。家の中は乏しいが...。木の実の乏しい時期になるとヒヨドリなどがやってきて、マンリョウの実をつつき、種を落としていく。翌年には10本以上のマンリョウが庭のあちこちから顔を出す。冬になると真っ赤な実が付くので、庭のマンリョウの多さに驚かされる。
 7月に写真のような小さな白い花を付けるが、目立たないので、見過ごしてしまうことが多い。鳥が食べ残してくれれば、この時期でも赤い実が付いている。果実の白いものを「シロミノマンリョウ」という。1m以下の常緑小低木であるが、直立した立派な茎を持つ。実が葉の下に垂れるところが「センリョウ」とは異なる。葉は肉厚で光沢があり、粗くて丸みを帯びた鋸歯を持ち、内側に反ることが多い。
 学名は、Ardisia crenataで、ヤブコウジ科ヤブコウジ属である。関東以西の林間に自生する。


シロミノマンリョウ


7月のマンリョウの花



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