くり−栗 (1999.6.4、2006.7.11(熊ちゃん))
 Castanea crenata


 栗と人とのつきあいは永い。恐らく有史以前から、人は栗を食料として 重宝していたであろう。栗の匂いを知らぬ人も少ない。この季節、独特の 生臭い匂いが辺りに漂う。匂いで、栗の木があると分かる。木は雌雄同株で 雄花が派手であるが、その基部には小さく雌花が咲き、これが栗の実となる。
 学名はCastanea crenataで、ブナ科クリ属である。crenataは、「小さな丸い歯」 の意味で、葉の特徴を表している。京大北部構内で写す。

栗の赤ちゃん−雌花の子房が栗の実となり、周囲にイガが育ちつつある




出来始めた栗のイガ(2006.7.11、熊ちゃん撮影)


木々のリストへ戻る