コウヨウザン−広葉杉 (2003.4.5、2005.5.5(ちゆきさん))
 Cunninghamia lanceolata


 スギ科の常緑針葉樹で、大木では高さ30mを超す。六甲森林植物園にはコウヨウザンの林があり、京都府立植物園では、正門を入ってすぐ左手に植えられている。
 長いゴワゴワの枝先に大きな球果を付け、これが11月頃には褐色に変わって目立つようになる。花は4月頃開花し、枝先に1個の雌花と多数の雄花を付ける。
 学名はCunninghamia lanceolataで、スギ科コウヨウザン属である。江戸時代末期に渡来した、中国南部原産の木である。lanceolataは葉の先端や根元が細く鋭く尖っているという意味。

雄花の蕾(ちゆきさん、京都で)


雄花の蕾(2008.3.21 大阪府都市緑化植物園で)


開花した雄花(京大農学部植物園で)




葉の裏面、気孔帯が見える


コウヨウザンの球果、先年枝の先(本年枝の分岐部)に付く


がっしりとした幹、良い材になる


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