ヒラミレモン (2004.1.4、中島Moeさん)
 Citrus depressa Hayata


 酸味の強いヒラミレモンのジュースは、沖縄の代表的なお土産である。天然果汁を調味料に使ったり、10-15倍に薄めて甘みを加えると健康飲料になる。
 3月に2-3cmの白い花を付け、夏にかけて大きくなったレモンの実は、秋に色づき、晩秋から冬にかけて収穫される。中島さんが、四季折々のヒラミレモンの姿を写して送って下さった。メールを引用させていただこう。
 「沖縄では、シクワーサー、またはシークワーシャーという所もあります。ノビレチンという、抗がん作用のある物質が、多く含まれていることが知られています。沖縄本島でも、柑橘類は北部に多いのは、地質を選ぶからでしょうか。カミキリムシが木の芯を食い荒らすと、アウト。カミキリムシは、みかん農家の敵です。」
 学名はCitrus depressa Hayataで、ミカン科ミカン属である。奄美,沖縄,台湾に分布する。



花弁が落ちると、もう実が育ち始めている。4月には、まだ小さな赤ちゃん。


6月にはかなり成長するが、大敵のカミキリムシもやって来る。


1月、立派に成長して収穫を待っています。


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