ヒペリカム・カリシナム (2007.6.26、OHMYさん)
 Hypericum calycinum


 オトギリソウ科オトギリソウ(ヒペリカム)属の黄色の花が目立つ季節である。昔はビヨウヤナギを見る程度だったが、キンシバイを見るようになり、ヒペリカム・ヒドコート、ヒペリカム・アンドロサエマム、など次々と国外から入ってきて、同定がややこしくなった。今回はOHMYさんから、ヒペリカム・カリシナムを送っていただいた。
 ビヨウヤナギ、キンシバイやその園芸品種ヒペリカム・ヒドコートが中国原産であるのに対して、ヒペリカム・アンドロサエマムやヒペリカム・カリシナムは南ヨーロッパから中近東が原産地とされる。ヒペリカム・カリシナムは、比較的背の低い品種で、グラウンドカバーとして人気がある。長い沢山の雄しべと、やや開いた5枚の花弁が特徴である。5-7月が花期で、梅雨の雨に負けずに咲く。
 学名はHypericum calycinum、オトギリソウ科オトギリソウ属で、トルコ、ブルガリアが原産地の常緑低木。日本名でセイヨウキンシバイと呼ばれることもあるが、学名で呼ぶ方が紛れが無く良さそうである。



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