ヒイラギナンテン (2002.3.10、2008.6.2(小山さん))
 Mahonia japonica


 トウナンテンともいう。江戸時代に渡来し,庭木としてよく植えられてきた。ナンテンのような枝振りと、ヒイラギのようなトゲのある葉から、この名前が付いたものであろう。
 早春に(通常3ー4月)黄色い可愛い花を付けるが、今年は2月の内から花を付け始めた。この花の面白いところは、雌しべの根元を爪楊枝か松の枯れ葉でつついてやると、周りの雄しべがペタリと雌しべにくっついてくるところである。最下段の写真はこの様子を示したものである。
 学名はMahonia japonicaで、ナンテンと同じメギ科でヒイラギナンテン属である。果実は7mm程の球状で、9−10月に黒紫色に熟す。
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 埼玉県の小山さんが、よく散歩する遊歩道で写したとヒイラギナンテンの実の写真を送って下さった。花の写真だけを載せていたので、お願いして掲載させていただくことになった。最下段の写真である。






雌しべの根元を突っつくと、雄しべが寄り添ってくる。


6月の実の写真。美しい紫色になる。(2008.6.2、小山芳男さん撮影)


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