ハナイカダ−花筏 (1999.5.1)
 Helwingia japonica


 花筏とはうまく言ったものである。花が咲くと、 花束が筏に乗ったような風情がある。といっても、花は地味である。写真のように、 雄花は数個が集まって付くのに対し、雌花は、葉に一個だけ付く。 ともに京都府立植物園で撮した。昔、花が付いた葉っぱを見てびっくりしたことを 想い出す。 珍しい品種であるが、japonicaの名が冠されている。詳しく見ると、葉柄から 花に向かう葉脈が太くなっているので、茎と葉が一体になっているという事 であろう。果実は8mm程の球形で、9月頃には黒く熟す。
 学名は、Helwingia japonicaで、ミズキ科ハナイカダ属である。 京都府立植物園で写す。

雄花



雌花


葉柄から花に向かう葉脈が太くなっている              6月の実


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