ギョリュウ−御柳 (2000.6、梅本さん)


 梅本さんからギョリュウが届きました。植木屋さんに「ギョリュウバイ」 という鉢植えの木を売っていますが、関係はありません。ギョリュウバイは オーストラリア原産のフトモモ科の木で、ここでご紹介する「ギョリュウ」は 中国原産のギョリュウ科の木です。以下は梅本さんの解説です。
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和名 : ギョリュウ
学名 : Tamarix chinensis
科名 : ギョリュウ科 ギョリュウ属
原産地 : 中国

中国では、「御柳」と称して、唐の時代より植栽されてたようで、 あの楊貴妃も、愛したと伝えられる由緒ある樹木である。 日本には、寛保年間(1741〜44年頃)に渡来したとされます。

本種は、耐潮性・耐潮風性に富む樹種であり、水質地を好みますが、 ある程度の乾燥地にも耐えます。

葉は鱗片葉を繋げた針状で、枝に密着して互生します。 画像のピンク色の房は花であり、5月頃と、9月頃に、2度開花させます。 画像は、小石川植物園にて撮影したものです。 尚、大阪府の花博記念公園内、「咲くやこの花館」では、本種が 美しく植際された事例を見る事が出来ます。
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