ベニチョウジ−紅丁字 (2005.1.1、ちゆきさん)
 Cestrum purpureum


 宮崎で写したケストルム・エレガンス(Cestrum elegans)の写真を、ちゆきさんから送って頂いた。和名で「ベニチョウジ」と呼ばれるものは Cestrum purpureum であるが、見た目に殆ど差異がない。本によっては同種であると書いているものもある。また、Cestrumをセストラムと読ませることもある。Cestrumはギリシャ神話の中の人物名と思われるが、英名ではセストラムの方が近い発音である。
 ベニチョウジは明治時代に渡来した木で、メキシコ原産である。普通は7−9月に花を開くが、暖かいところや温室では一年中開花している場合もある。
 Cestrumの仲間としては、ベニチョウジよりも細い黄色の花で、夜に強く香るヤコウボク(夜香木、Cestrum nocturnum)も代表的である。夜に香るガガイモ科のイェイライシャン(夜来香)とよく混同される。
 学名はCestrum elegansで、ナス科キチョウジ属である。





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