和歌山県美浜町の「御崎神社のウバメガシ」 (1998.7.22)


 JR紀勢西線の御坊で降りて、1時間に1本の「日の岬」行きのバスに乗る。 御崎神社前で降りるとすぐ北側に社殿がある。ここは、清和天皇貞観元年(859年) に最初の社殿が造営されたとあり、このとき植えられた数百本のウバメガシのうち 幾本かが現存していると伝えられる。そうであれば、樹齢1100年ということになる。
 代表的なものは南北2本の古木で、北側のものは幹周り4.5m、高さ10m、 南側の木は、幹周3m、高さ12mである。どちらも巨木ではないが、 いかにも古木という感がある。特に北側のものは、幹がかなり朽ちていて、 中央から分離しそうに見える。
 御崎神社から東の海岸は、煙樹が浜と呼ばれ、きれいな松林が数キロメートルに わたって続いている。紀州の名勝の一つである。

南側のウバメガシ


北側のウバメガシ


南側のウバメガシ           北側のウバメガシ


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