赤岩のトチノキ

長野県七二会(なにわえ)の「赤岩のトチノキ」 (2001.4、小森さん)


 小森さんから珍しく感動を込めた文章と写真が届いた。それほどに探すのに苦労されたのだろうと想像した。また、周囲の山の雰囲気が良かったのかも知れない。
 長野駅から国道19号線を東南東に9km走り、明治橋から県道86号を北上して七二会(なにわえ)を過ぎ、東に2-3km進んで北上すると赤岩のトチの看板が見える。看板を見てからたどり着くまでが大変だと言うことである。
 トチノキの樹高は20m、幹周は3本の幹を併せて12.4mで、樹齢は1300年と伝えられており、長野市の天然記念物に指定されている。口伝に依れば、1200年ほど前には、この木の下に広場があり樹下から滝が湧き出していて「橡の樹滝」と呼ばれていたそうである。弘化4年(1847年)の善光寺地震で滝も広場もなくなったが、いまも清水が湧いている。



中央は小森さん



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