兵庫県篠山市の「辻の四本杉」 (2012.10.2、松村さん)


 大学同窓の松村さんはとても元気で、時間があると巨樹巡りや海外旅行をして居られる。今回は、巨木の里「篠山市」の巨木の一つ、「辻の四本杉」である。下記は、松村さんのいつもの完璧な説明文である。
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 篠山市の東部、亀岡市との市境に近い国道372号線沿いに辻の集落がある。国道から集落を抜けて案内板から細い林道(篠山市林道鶴沢線)を少し山へ登ったところの稲荷神社の小さい境内に神木の「辻の四本杉」がある。鹿や猪などの侵入をを防ぐため林道には途中にトタン張りの防護柵があり、さらに稲荷神社の直前に高圧線の電柵がある。日中は通電されていないと途中道を尋ねた地元の人に聞いていたので電柵をくぐり抜ける。四本杉を含めた杉林で辺りは薄暗い。四本杉は地上約4mのところで幹が4本に分れ、いずれもが同じように30mまで伸び堂々たる迫力ある姿を見せている。
樹種:スギ
幹周9.7m、樹高30m、推定樹齢:700-800年
県郷土記念物;市指定天然記念物
丹波森協会(現:兵庫丹波の森協会)選定樹木
ところ: 兵庫県篠山市辻 稲荷神社
アクセス:
 JR篠山口からの神姫グリーンバスの停留所「辻」があるが、本数が少なく訪問には適さない。なお、バス停の近くには「辻見どころマップ」の表示板がある。車の場合:舞鶴若狭自動車道丹南篠山口ICより372号線で亀岡方面に向い辻から集落、畑を抜けて行くと「県郷土記念物」の標識板に着く。竹林を抜けて数分。

幹回り9.6mだが、この方向から見るとスマートに見える.


横から見るとさすがに大きい



4本の支幹はいずれ劣らぬ巨幹である


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