福島県岩代町「杉沢の大杉」(1997.9.20 西野さん撮影)


 思い立って福島阿武隈山中の「杉沢の大杉」を見に行ってきました。  東北自動車道から、最近できた磐越自動車道に入って2つ目、船引三春ICで 降りて阿武隈山地を縫うようにして30分北上(磐越東線船引からタクシー20分)。
 緩やかな草地の斜面に,近くの林の3倍近い高さで立っています。途中で何本かに 枝分かれしていますが、それぞれ垂直に立っているので全体として均整がとれて います。台風一過の秋の空を背景に美形の高木、周囲のコスモスとも相まって心 洗われる心地です。それに高木の全貌を首の痛くならない角度で横に歩きながら 見ることが出来ます。近所の方の話では、樹齢は公式には、戦前の記念物指定時 の600年だが、最近専門家に見てもらったら1000年以上とか。何度も訂正要求を したが聞き入れられないそうです。とんだところでお役所主義に出会いました。 最近は年輪学会などあって、物によっては1年単位で年代が分かるとか聞いたこ とがありますが---。 「杉沢の大杉」は高さ50m、幹周12.6m、根周り23mで樹齢 1000年?とされる。 寛永20年二本松藩主丹羽光重が領内巡視の折り「杉沢の大杉」と名付け、 村名を杉沢と称するようになったと記載されていました。



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