鹿児島県霧島市霧島田口の「霧島神宮御神木の杉」 (2015.3.17、石川さん)


 もう40年以上も前に大阪大学で一緒に勉強した石川さんから「霧島神宮御神木の杉」の写真を送ってもらった。私が巨木のホームページを作っているのを覚えていて、旅先で巨木を見つけたら写真を撮ってくれる。嬉しいことである。
 石川さんは親孝行で、90歳になるご両親がお元気な内にと日本各地を一緒に旅行されている。今回は3泊4日で、指宿と霧島の温泉を巡る旅であったようだ。実は私も5月にキリシマツツジを写しにえびの高原に出かけたのだが、霧島神宮に立ち寄ることが出来なかったので、今回の石川さんからのプレゼントは嬉しい。
 ご神木はこの地方の特産であるメアサ杉(蒲生杉)と言われる種類で、樹高38m、幹周7.2m、樹齢は800年で南九州一帯の杉の祖先と伝承される(神社の表示による)。霧島神社はご存じの通り天孫降臨神話で知られた神社であり、天孫瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を祭紳として祭っている。元の霧島神社が噴火を避けてこの地に遷座したのは500年余り前であるとされるので、それ以前からこの杉が存在していたことになる。
 霧島神社へは、JR日豊本線の國分駅から1日10本程度バスが出ている。




霧島神社社殿


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