京都市伏見区の「御香宮神社のソテツ」
  (2022.1.16、2022.6.11 塩田さん)


 コロナ下の気分転換に京都の伏見桃山を散策された高校同級の塩田夫妻から、御香宮(ごこうぐう)神社のソテツの写真を送って頂いた。御香宮神社は神功皇后を主祭神とする神社で、安産守護の大神として知られる。平安時代(862年)に境内から香りの良い水が湧き出したのが「御香宮」の名の由来となった。秀吉、家康からは社領300石を献上された。1868年の鳥羽伏見の戦いでは官軍の屯所となったが、幸い戦火を免れた。表門(旧伏見城大手門)と本殿(1605年建立)は国指定の重要文化財である。
 ソテツは、本殿前の参道を挟んで左右に植えられている。西側は雌株で、幹数は10本を数え、最大のものは樹高3.5m、幹周は1.38mである。また東側は雄株で、最大の幹は樹高1.8m、幹周0.82mである。本殿造営の頃に植えられたと推定され、樹齢は400年程度と考えられる。京都市の天然記念物に指定されている。
 ソテツは南方系樹木で、通常は冬期には覆いを掛けて保護するが、このソテツは覆い無しで越冬し、花と実を付ける。塩田さんが撮られた写真でも、雌花が実を付けているのがわかる。
 御香宮神社へは、近鉄京都線の桃山御陵前駅あるいは京阪電車の伏見桃山駅で下車、東に200-300m歩くと左手に表門と大鳥居が見える。ここから参道をまっすぐ北に進むと本殿に突き当たり、両側にソテツが見える。
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 塩田さんは、半年後にもう一度御香宮に行かれて、今度は雄株を写して下さった。雄株もなかなか立派であるが、雌株には及ばない。人の世界も本当はそうなのでは無いか...。

西側の雌株。中央の幹に花と実が見える。


裏から見た雌株。厳重にマスクをした塩田さんの姿も。


西側の雌株(2022.6.11撮影)


東側の雄株


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