東京都港区の「細川邸のシイ」 (2000.12.2、山本さん)


 山本さんから、東京都下で最大級の「細川邸のシイ」の写真が届きました。 近景・遠景が撮られていて、木の様子がとてもよく分かります。 解説も山本さんが書いて下さいました。
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  地下鉄白金高輪駅の1番出口をでると、港区役所高輪支所にでる。 そのまま奥へ行き階段を上がって行くと丘の端に見えてくる。
 幹は切られており低い。内部にあった空洞が手当てを受けているが、 根元に古木の雰囲気が良く出ている。幹周8.13m、樹高は10.8m、樹齢300年、 都指定天然記念物に指定されており、都内最大級のシイノキである。 (港区高輪1-16-20 2000.12.02撮影)
 この場所は、大石内蔵之助ら17名の赤穂浪士が預けられた 肥後熊本藩細川家の下屋敷があった場所である。 近くには、大石内蔵助の自刃跡と書かれた石碑がある。 また、浅野内匠頭や四十七士の墓がある泉岳寺(細川家菩提寺)も近い。
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 なお、このシイノキについて、山本さんのお便りに次のように書いてありました。
「..この他玉林寺のシイ等を回りましたが、その中で幹周りの一番大きい 「旧細川邸のシイ」の写真を送ります。環境庁のデータでは神津島、三宅島のシイが 幹周7.5m、旧細川邸のシイが7.4mなのですが、平成7年に立てられた説明板では 幹周8.13mとなっていました。これだと都一番のシイになりますが 本当はどうなるのか難しいですね、曖昧に最大級としました。」

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