宮崎県西郷村の「坂本のセンダン」 (2002.2、瀬川さん)


 瀬川さんの九州の旅の続きである。今回は宮崎の東臼杵郡西郷町にある「坂本のセンダン」をご紹介しよう。センダンは、山口県の木部の大センダンが枯死し、徳島の野神のセンダンが枯死寸前であるのに対して、琴平のセンダンが国の天然記念物としては元気である。宮崎県西郷村にある坂本のセンダンも、有数の巨木で、伸び伸びと育っている。樹高22m、幹周り4.25m、推定樹齢は100-200年とされる。(瀬川さんによれば、幹周り4.62m、樹高19.6m)。
 JR日豊本線の日向市で降りて、日向バスセンターから2時間に1本程度出ている上椎葉行きのバスに乗る。上椎葉までは2時間20分かかるが、1時間弱で坂本に着く。バスは耳川に沿った国道327号線を走るが、田代(西郷)を過ぎて左折し、ぐるりとカーブした辺りが坂本になる(バス停は立石という名かも知れない)。センダンは坂本小学校の校庭にあるが、学校名では検索できないので、廃校になったのだろうか。
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 以下は瀬川さんのお便りの一節です。
 冬の九州はセンダンが目立ちます。黄色い実をびっしり垂らして、遠くから見ると花のようです。「こんなに沢山あるのは有用木からか」と地元の人に聞くと「いやあ、野鳥が食べて糞をし自然に多くなった」との事でした。でも「坂本のセンダン」は小学校の校庭にあるから計画的に植えたのでしょうね。実のアップ写真も付けました。




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