山梨県韮崎市の 「王仁(わに)塚の桜」
  (2003.4 瀬川さん、2019.4 御給さん)


 瀬川さんのナイスショットである。良いタイミングに送っていただいていたのに、さぼっていて時期遅れにしてしまった。申し訳ない。JR中央本線の韮崎駅から釜無川を渡って西へ約2km、神山町北宮地の田畑の中に悠然と立つ独立木である。4月半ばの満開時には、多くの人が訪れてシャッターを切る。樹高12m、幹周3.3mで、市の天然記念物に指定されている。
 瀬川さんのメールの一節には、「満開でしたが、曇天が残念。晴れていれば背景は八ヶ岳でした。壮年期で姿が美しいため、50名以上のカメラマンがポイントに陣取って居たのには驚きました。」とある。
 この桜は王仁塚と呼ばれる古墳に立っているが、「わに」とあるのは、この塚の形が鰐の口に似ているからとも、あるいはここに葬られている日本武尊の王子の武田王に因むとも言われる。後の武田氏発祥の地でもある。
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 最上段の写真は、高校同窓の御給さんから送っていただいた2019年の「わに塚の桜」である。2003年の瀬川さんの写真以来16年が経っている。撮影はほぼ同じ角度であるが、木がやや膨らんだ感じがする。ただ、雪のせいか、枝の先端の花が少なくなっている。神代桜を撮られた同じ日と言うことで、雪中の桜である。

御給さんが撮られた、雪中の「わに塚の桜」(2019.4)


以下は、2003年に瀬川さんから送っていただいた写真



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