京都市上京区の「白峯神社のオガタマノキ」 (2023.1.24、岩崎さん)


 久しぶりに岩崎さんから巨木の写真が届いた。岩崎さんの自宅から2km程の白峯神社の境内にあるオガタマノキである。オガタマは「招霊」とも書き、神社によく植えられている。春には白い美しい花を咲かせる。
 この木は、樹高15-20mと思われるが、地上50cmあたりで2幹に分かれており、各々の幹周りは2.4mと2.5mと測られている。樹齢は800年と伝えられており、京都市の天然記念物に指定され、名標には「小賀玉」の漢字が当てられている。この木の前には枕草子にも出てくる「飛鳥井」があり、その水で手を洗うことができる。
 白峯神社は、崇徳天皇・淳仁天皇を祀る旧官幣大社である。蹴鞠の宗家である飛鳥井家の跡地にあるため、球技の神様としてスポーツ関係者の参拝が多い。毎年4月と7月に蹴鞠保存会による蹴鞠奉納がある。白峯神社へは、JR京都駅から堀川通りを北上する9番のバスに乗って堀川今出川で降りると、交差点から東へ100mの所にある。バスは10分に1本程度で頻発している。

幹は地上50cm程で2本に分かれる。



高さはあまりない


白峯神社山門と本堂


まりの神様で、スポーツ家からの信仰が厚い


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