青森県弘前市の「弘前公園のネズコ」 (2007.9、野坂さん)


 青森県弘前市にある弘前城は、桜祭りで有名であるが、巨木の宝庫でもある。91年の境庁調査の本には、6ページにわたって弘前(城)公園の巨木がリストアップされている。その弘前公園に行って来られた野坂さんからの写真です。
****************************************************************
 弘前城は巨木?でいっぱいで、お城より樹木の風格のりっぱなのに驚きました。(前もって知っていたら〜)団体なのでゆっくりもできず、写真も列に遅れずとあわてて撮るしまつで、残念でしたが、ぶれないのが2枚。また、弘前に行けたら、お城の樹木ゆっくり見たいものです。
  @本丸前のツタウルシ、植えて150年になるとか。石垣に根をがっちり下ろしていました。
  Aクロベ樹齢500年の札がありました。先は伐られていましたが、太さはみごとです。ハルニレ200年もありました。
****************************************************************
 写真のネズコ(クロベとも呼ぶ)は、樹高21m、幹周5.38mで、ネズコとしては最大級の巨木である。ちなみに、山形県の「岩神権現のクロベ」は2株立ちながら幹周13.9m(大きい方の幹は6.42m)、栃木県の「湯西川のネズコ大木」は幹周7.7mである。弘前城の木は築城前から育っており、樹齢500年と推定されるが、ネズコの樹皮は火縄としても利用されたので築城後も大切に保存されたと考えられる。
 弘前城は、JR奥羽本線の弘前駅の西2kmの所にある。

樹齢150年のツタウルシ


樹齢500年のネズコ


木々のリストへ戻る