埼玉県北本市の「多聞寺のムクロジ」 (1998.11.21、2006.1.20(村松さん))


 JR高崎線の北本で降りて、駅の東を走る中仙道を5分ほど南下すると 左手に「多聞寺」がある。この境内に県の天然記念物になっているムクロジがある。
 根周り7.6m、目通り幹周り4.2m、樹高12mで、樹齢は200-300年と推定されている。 頭頂部の幹が折れてやや無惨な姿であるが、ムクロジの分布のほぼ北端にあって これだけの巨木になったのは大したものである。横には既に大きく育った 若いムクロジがあった。ムクロジは秋の紅葉が美しい木で、6月頃花を付け、 秋に出来る実は堅く、中の黒い種子は羽根つきの羽根の球に用いられてきた。

村松さん撮影の多聞寺のムクロジ(2006年1月)


以下は1988年に写した同じムクロジ



古木(左)と若い木(右)


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