三重県津市芸濃町「椋本の大椋」(1997.9.20)


 三重県の県庁所在地の津市駅から「椋本団地」行きのバスが出ている。この終点の椋本団地(団地と言っても鉄筋住宅群ではない)に降り立って人に聞くとすぐに行き先を教えてもらえる。2分ほどの距離に日本第2位という大椋がある。近くに住んでおられる宝積さんに連れていっていただいた。
 「征夷大将軍の坂上田村麻呂の家来野添大膳父子が伊勢路を流浪し、この地に逃れたときに,巨大な椋の木を見つけ、その下に庵を造って住んだ(西暦800年頃)」と言い伝えられている。明治3年の暴風雨によって巨枝が折れ,その枝を使って作った獅子頭の木彫が明治7年に椋本神社に奉納されている。
 樹高18m,幹周り8mで、樹齢は1500年と言われ、国の天然記念物である。
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 昔の写真をスキャンした悪い画像であったが、最近になってフィルム原板がスキャンできるようになったので、画像を差し替えた。





97年にフィルム写真を当時のデジカメで写した画像


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