長野県池田町の「七色大カエデ」 (2012.11.3、熊ちゃん)


 熊ちゃんから素晴らしい映像が届いた。長野県池田町の「七色大カエデ」である。この立派な木の存在を今まで知らなかったが、届いた映像を見て感嘆した。素晴らしい巨樹の紅葉である。この写真を撮られた熊ちゃんのメールには次のように書いてあった。
 「昨年の11月3日に長野県池田町のカエデを見てきました。幹回り 3.3m 樹高 12m、樹齢250年の巨木です。撮影した時には案内板に気付かなかったのですが、映像は無断使用禁止と書かれていることを後で知り、がっかりしました。」
 こんな素晴らしい映像をご紹介できないのはあまりにも残念なので、早速池田町の観光協会に電話してみた。係の片瀬さんはとても親切な方で、「木々の移ろい」を見て、所有者の方に直接話に出かけて下さった。そのお陰で熊ちゃんの画像をご紹介できる事になった。ただし、観光課との約束がありますので、このページの画像を無断で転用公開されないように、くれぐれも宜しくお願いいたします。使用したい方は、池田町観光協会と「木々の移ろい」にご連絡下さい。
     池田町観光協会:電話 0261-62-9197  木々の移ろい:kajimoto@home.email.ne.jp
 なお、熊ちゃんからの情報によれば、この大モミジの由来について説明板には次のように書いてあるという。
「大峰高原七色大カエデ
 この大カエデは、昭和22年春に大峰高原開拓団により発見されました。開墾の際、楓の根がどうにもならなかったので、思案の末耕地の日当たりを考えて根から幹1メートルを残し丸坊主にして中央に残したそうです。昭和43年大峰牧場ができ上に道を造った際盆栽のように立派になったこの楓が発見され現在に至っています。海抜1000メートルに位置しフォッサマグナが下を通り、豊穣な火山灰地とこのくぼ地が根に栄養素を集めて山もみじとしては奇跡的な大樹に成長しました。毎年七色の紅葉が楽しめる大カエデです。」
 七色大モミジに会うには、JR大糸線の信濃松川駅で降りる。町営バスがあるが、1日4本しか出ていないので、往復は難しい。駅からタクシーを使って、大峰高原に向かって走ってもらうと、大峰入口バス停を経て、10km弱20分程度である。
 「池田」というと、私の故郷は大阪府池田市である。全国には「池田」が沢山あって、「池田サミット」という行事が開かれているそうである。ここ長野県の池田町ももちろんそのメンバーで、池田町観光協会の方から、「大阪の池田に行きましたよ」と聞いて嬉しい気分になった。次回に安曇野か白馬を訪ねるときには、是非とも池田町に出かけてみたい。

素晴らしい紅葉に見とれる人々


陽を受けて輝く紅葉



近づくと、枝が四方八方に伸びて巨大な枝張りである。


さすがに幹周は太い。カエデで3mを超えるものは少ない。



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