静岡県藤枝市の「久遠の松」
 (2011.4.2、青島さん)


 藤枝市には形こそ異なるが、よく知られた松の巨木が2本ある。1本は正定寺の「延命の松」で、盆栽が大きくなったように良く剪定された美しい形の松である。これに対して、大慶寺の「久遠の松」は見事な枝張りの巨木である。藤枝市にお住まいの青島さんから、双方の松の写真を送っていただいた。
 久遠の松は樹高25m、目通り幹周り4.5m、樹齢700年と推定される見事なクロマツで、静岡県の天然記念物に指定されている。日蓮上人が鎌倉から京へ学びに行く途中、この地に立ち寄り、法華経を信心した老夫婦のために別れ際に植えた松が成長したものと伝えられる。
 JR藤枝駅の北口から出る静鉄バスに乗り、「延命の松」のある勝草橋のバス停を過ぎて、千才のバス停で降りると右手奥に大慶寺がある。バスは15分に1本程度出ている。




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