広島県三原市の「糸崎神社の大楠」 (2000.6.8)


 幹周では広島県第一の巨木である。行ってみて、木の根元がコブのように膨らんで 幹周を稼いでいるので、少し騙されたように感じてしまうが、樹勢は盛んで、 木の広がりも大きく、やはり巨樹の風格は十分にある。
 新潟大学の山崎先生はここ糸崎神社で結婚式を挙げられた。幼少の折りには よくこの木によじ登って遊んだそうである。道を隔てたところが瀬戸内海の海岸線で、 いつも強い潮風が吹き付けているが、 何度かの台風にもめげず、この木は500年以上を生き抜いてきた。
 樹高30m、目通り幹周り13.0mで、三原市の天然記念物に指定され、 文字通りこの神社のシンボルである。 行ったときは、楠の花が満開で、旺盛な樹勢を感じさせた。
 JR三原駅からJRに沿って上り方向(岡山方向)に20分ほど歩くと、 国道が海岸に沿って走るようになるが、その左手に糸崎神社がある。




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