福岡県朝倉市の「恵蘇八幡宮の大樟」と「水神社の大樟」 (2007.2.18、Nornさん)


 九州にはクスの巨木がいっぱいである。従って10mを超さないと、なかなか有名にならない。ここ朝倉町にも「隠家の森」と呼ばれる目通り幹周り18mの大楠があるので、ほかの土地に育ったらもっと有名になったと思われる幹周8m−9mの木が注目されない。それでも、近づいてじっくり見るとその大きさにやはり感動する。Nornさんは娘さんと一緒に太宰府にお参りした帰りに朝倉町を通ってドライブし、隠家の森、恵蘇八幡宮の大樟、水神社の大樟の3本を写して送って下さった。ここでは、後者の2つをご紹介しよう。
 恵蘇八幡宮は、7世紀に中大兄皇子が斉明天皇をこの地に一時埋葬され、木の御殿(木の丸殿)で喪に服されたと言い伝えられる神社で、10月中旬の秋の大祭では町の無形民俗文化財の獅子舞や毛槍行列が行われる。この神社の境内に樹高32m、幹周9.0mの大楠があり、福岡県の天然記念物に指定されている。恵蘇八幡宮は有名な大楠「隠家の森」の東300mの所にある。
 恵蘇八幡宮から、筑後川に沿って更に東に1.2km程歩くと「水神社」である。ここは、三連水車の取水口があることで知られているが、ここにも樹高21m、幹周8.2mの大楠があり、やはり福岡県指定の天然記念物となっている。
 アクセスについては、「隠家の森」のページに詳しく述べてある。

恵蘇八幡宮の大樟



水神社の大樟



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