茨城県猿島郡五霞町の「中の島公園の大こぶし」 (2014.3.31、熊ちゃん)


 関東平野の盟主である利根川は、千葉県五霞(ごか)町で江戸川を分流し、利根川は銚子から太平洋に、江戸川は東京湾へと注ぐ。この分流点のある関宿には、江戸川への水流を調整し落差のある航路をつなぐ「関宿水閘門」がある。その水閘門の横の、利根川と江戸川に挟まれた地域は「中の島公園」と呼ばれており、ここに「中の島公園の大こぶし」が美しい樹形を見せ、春3月下旬にはコブシの花が満開となる。
 幹周3.5m、樹高13m、樹齢は80年以上とされ、その樹形の美しさから関東第1のコブシと評される。熊ちゃんは3月末にここを訪れられたが、今年はまだ満開ではなかったようである。以下は熊ちゃんの説明文です。
 「「大こぶし」のある「中の島公園」へは、国道354号線、「道の駅さかい」から利根川を渡って関宿城博物館を目指し、そこからは徒歩で向かいます。こぶしは、広い公園の中に大きく枝を広げて立っていました。関東最大級と云われています。花は満開ではありませんが、ちょうど見頃だと思いました。青空に真っ白な花はとても似合います。気になったのは、木の上部や右側の枝の花付きが悪いことです。少し弱ってきているのかもしれません。回復してくれるといいのですが」
 徒歩でのアクセスは結構歩くので、ハイキングのつもりで出かける必要がある。東武日光線の幸手で降りて、1時間1本程度出ている五霞町役場行きのバスに乗る。西谷のバス停で降りて道を南東に取り、最下段の地図に従って歩くとよい。片道3kmほどの行程になる。






遠くに見える城のような建物は関宿城博物館。


五霞町ホームページの「散策マップ」に基づいている。


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