新潟市北区の「高森の大ケヤキ」 (1997.10.22)


 新潟から出ている白新線の豊栄で降りて、バスに乗る。阿賀野川東岸の高森という集落の稲荷神社/薬師堂の横に大ケヤキがある。この辺りは越後平野の海岸部に当たり、平坦な土地が続いている。標高18.5mのこの地が豊栄市の最高標高であるという。従って、この大木は、佐渡からも見えたと古書に記されている。昔、唐との交流船が暴風雨に遭い漂流してこの大ケヤキに船を繋いだとも言われる。神のお告げにより船人は山上に薬師如来を祀り、この地は一時薬師寺として栄えたと言われる。いまは、近くに公民館や 児童館があり、子供たちの良き遊び場となっている。
 大ケヤキは、根周り12.4m、目通り幹周り10m、樹高約20m、樹齢は1200年 と伝えられる。県指定の天然記念物である。



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