兵庫県篠山市の「寸原(すばら)の大ケヤキ」 (2004.7.7、松村さん)


 松村さんの7月の天然記念物巡りは兵庫県でした。篠山市の銘木を2つご紹介します。
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 以前あった旧家の屋号から「寸原の大ケヤキ」と呼ばれ、兵庫県の郷土記念物に指定されている。天然記念物ではないが、ケヤキとしては兵庫県内3位の巨樹である。幹周8.5m、樹高15mで推定樹齢300年以上と言う。
 まるで開脚倒立しているかのようなユニークな樹形であるが、もともと5本あった主幹のうち2本が切り取られ今は3本である。樹木医の手当てがされているというが傷んでいる枝も目立つ。言い伝えでは南北朝時代の武将、源顕経の館の鬼門の位置にあったとも言われ、そうであれば樹齢800年と言うことになる。
 所在地は篠山市黒田で、国道 176号線から丹南大山駅を北へ越え、丹南橋を右折、舞鶴道の高架をくぐってすぐ、道がY字形に分岐する手前の道を右に入ったところ。
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