滋賀県多賀町の「女飯盛木(おんないもろぎ)」 (1999.5.25)


 滋賀県第2の巨木である。多賀大社周辺にはご神木とされる巨木が多い。 杉、ケヤキ、イチョウなどがあるが、昔はケヤキの巨木があちこちにあったと言われる。今残るのは女飯盛木と男飯盛木の2本であるが、女飯盛木の方が大きい。
 JR東海道線米原あるいは彦根から近江鉄道に乗って、高宮で乗り換え、 多賀で降りる。駅を出て大鳥居をくぐって真っ直ぐ行くと絵馬通りに出る。ここを左に行くと多賀大社だが反対に右に行き、名神高速のガード下をくぐってさらに右手に向かう。やがて左に八幡神社が見える。ここにもケヤキ(幹周3.85m)とイチョウ(幹周3.45m)の巨木がある。さらに進むと左手前方に男飯盛木、右手遠方に女飯盛木が見えてくる。 道順の詳細を最下段の地図で示した。
  女飯盛木は樹高15m、目通り幹周り9.75m、樹齢は600年と言われる。 滋賀県の天然記念物に指定されている。
 元正天皇(715-724)の頃、病気平癒祈願にケヤキの杓子が献上されたが、 その余り木をさしておいたところ、巨木に育ったという 「お多賀杓子と飯盛木」の言い伝えがある。
 田賀神社はこの地を代表する立派な神社なので、樹を見た後は、ここも是非訪れたい。




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