明通寺のカヤ (1998.9.14 宝積さん)


 宝積さんから木の便りが届いた。
 「...福井県小浜市に墓参りに行きました。その折、明通寺によったところ カヤの木の大木がありました。...。木の側で、寺の娘さんでしょうか、 カバンをさげた中学生の少女が、気をつけておかえり下さいと にこやかに声をかけてくれました。そういう風景の木でした。」
 樹高15m、目通り幹周り3.45m、樹齢500年のカヤの木で、小浜市指定の 天然記念物になっている。
 敦賀から小浜線に乗り換えて東小浜で降り、南東方向に少し歩くと明通寺である。 明通寺は真言宗御室派の名刹で、806年に坂上田村麻呂が薬師如来などを彫って 安置したことに始まると縁起にいう。1258年に再建された本堂と、 1270年に再建された三重塔は国宝である。そのほかにも 4体の重要文化財の仏像がある。





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