福島県桑折町の「万正寺の大カヤ」 (2001.11.8)


 仙台を8時前の各駅停車で出て、福島の手前にある桑折(こおり)駅で降りた。日本一のカヤ、「万正寺の大カヤ」を見るためである。駅から500mほど福島寄りに歩き、右折して鉄道の高架下をくぐると視界が急に開ける。目の前に流れがあり、田畑が広がる。この川を渡って、西に更に500mほど歩くと東北自動車道の高架に行き当たる。この左手に大カヤが控えていた。
 樹高15m、幹周8.70mは日本一であり、福島県指定の天然記念物である。樹齢は1000年と伝承されている。主幹の1.5m位上部から大きく枝分かれしており、鬱蒼としている。訪れたときには、一面にカヤの実が落ちており、カヤ特有の香気が辺りを包んでいた。
 この地は、福島県伊達郡に属し、伊達家発祥の地であり、ゆかりの寺や旧跡が多い。




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