兵庫県三田市の「大舟寺のカヤ」 (2004.5.12、松村さん)


 これも松村さんの天然記念物の旅の一つ。今回は三田市のカヤの木である。以下は松村さんの説明文です。
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 三田市といっても、宝塚市の北部、猪名川町の西部に近い。弐盧山大舟寺(だいしゅうじ)は黄檗宗の寺で延宝5年(1677)に創建されたが、カヤはその当時に既にあったといい、樹齢300年(寺の説明では800年)を越える。「三宝のカヤ」ともいわれている。
 地上約2mのところで3本に枝分かれし広がった樹形は素晴らしい。樹勢もよく生き生きしている。境内は木が多くかやぶきの建物が幾つかあり風情がある。樹高20m、幹回りは6mで、3本の大枝がそれぞれ2.50m、2.50m、3.07m、枝張りは11-13mという巨樹である。このカヤは三田市にある唯一の県指定天然記念物である。
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 JR三田駅に近い三田市役所横を走る37号線を北進し(志手原は右の道)、3kmほど先の蓮花寺から323号線に入る。2kmほど東に走ると波豆川の集落である。波豆川を渡って直ぐを左折し、波豆川に沿って1.5km北上すると右手に大舟寺が見える。




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