島根県横田町の「竹崎のカツラ」
 (2003.7.27、圓岡さん)


 米子市の圓岡さんから、立派なカツラの巨木の写真が届いた。「船通山のイチイ」を見に行くときに目を付けておられたようだ。船通山への登山口への途中にある斐之上温泉から入るが、道が定かでなくて随分と苦労して見つけられた由である。以下は圓岡さんのお便りです。
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 ..島根県横田町の斐之上温泉(船通山の登山道入口の手前にあります)に有るカツラの木を見に行きました。県道から約590メートル上ったところに有りましたが誰も上がっていない様で、雑草が生い茂り登山道?獣道?上るのをためらう様な道でした。数カ所は倒木が有り道を塞いでいました。まだ青いトチの実がいっぱい落ちており足を滑らしそうになりましたが、頑張って上がってきました。
 先日行きました船通山のイチイの大木にしても、今回のカツラの大木にしても観光パンフレットにもその写真が載っていません!何故でしょうか?それぞれ由来のある名木なのですが、特に船通山は神話にあるスサノオノミコトがこの地でヤマタノオロチを退治し、その尾からアメノムラクモノツルギを取り出したという神話を裏付ける剣が出土した場所です。..観光客が多く来るとこれらの大木も枯れてしまうかもしれませんが。
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 圓岡さんが写された説明板によると、樹高34m、根回り16m、樹齢300年と推定され、国の天然記念物に指定されている。この地方では、奥出雲にタタラ製鉄法をもたらした金屋子神が白鷺に乗って桂の木に舞い降りてきたと伝えられており、桂の木をご神木として大切にしている。
 斐之上温泉までの経路は、「船通山のイチイ」のページをご覧下さい。

圓岡さんの奥さんと比べて、木の大きさが実感される




斐之上温泉の説明碑


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