岩手県盛岡市の「肴町のシダレカツラ」 (2010.8.29、松村さん)


 多くの木に枝垂れ品種がある。しだれ桜を筆頭として、枝垂れエンジュ、枝垂れヤナギ、枝垂れモミジなどがよく知られているが、カツラの木にも枝垂れ品種がある。大きな木は珍しいので、盛岡市に3本ある枝垂れカツラは何れも大正13年に国の天然記念物になっている。松村さんからは、その内の肴町のものが届いた。以下は松村さんの解説である。
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 盛岡肴町のシダレカツラ (2010.8.29)
 カツラは落葉広葉樹で枝は普通斜上する。しかし盛岡市には枝が垂れ下がるシダレカツラが3株あり、極めて珍しい物でいずれも国の天然記念物に指定されている。原木は岩手県大迫町内川目の山中で約350年前に発見され、大迫町岳の妙泉寺境内に移植されたものである。この原木のひこばえが盛岡市大ケ生の瀧源寺に植えられた。この木のひこばえが育ったものが瀧源寺(幹周4.4m)、盛岡市肴町および門(の関口家)に現存する。
 肴町は市内中心部で、この木は商店街裏の駐車場の中央にフェンスに囲まれ聳えて枝を地上近くまで垂れ下がらせており樹形は美しい。樹齢120年、幹周2.46m、樹高19m(データ:1983年)で3株の中では1番小振りである。
 ところ:岩手県盛岡市肴町12−6  INDY駐車場内
 アクセス:JR盛岡駅前より岩手県交通バスでバスセンター(中三前)下車 
      中三ビル東側の道を南へ徒歩5分。
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 なお、シダレカツラは、京都府立植物園のツバキ園の中でも見ることが出来る。樹高10m程度に成長している。

人の頭の毛のように丸く枝垂れている


幹もなかなか元気


確かにカツラの葉


幹周2.46mで大きいが、彦ばえが次々と出てきている


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